資料請求 お問い合わせ
個別相談申し込み
説明会
オープンスクール

N高と雨ニモマケズ高等学校の違いは?通信制高校の選び方を3つの軸で比較

「通信制高校を調べているけれど、どこも似たようなことが書いてある」

 

「N高が有名なのは知っている。ほかの学校と、何が違うのだろう」

 

先に結論からお伝えします。通信制高校を選ぶときに見るべきなのは、学校の規模や知名度ではなく、次の3つの軸です。

 

  1. 学びの進め方(ネット中心か、人と会う場が中心か)
  2. 通う頻度と場所(年に何日、どこへ通うか)
  3. 学費のかたち(何にいくらかかり、就学支援金がどこまで使えるか)

 

高校の卒業資格そのものは、どの通信制高校を選んでも同じです。国が定める74単位以上の修得・3年以上の在籍・特別活動30単位時間以上という要件は共通で、卒業すれば同じ「高等学校卒業」の資格を得られます。

 

違いが出るのは、そこにたどりつくまでの過ごし方です。この記事では、N高等学校と雨ニモマケズ高等学校を例にしながら、3つの軸の見かたをお伝えします。どちらが優れているという話ではありません。合う・合わないを見分けるための材料としてお読みください。

 

軸① 学びの進め方|ネット中心か、人と会う場が中心か

いちばん大きな違いは、学びの中心をどこに置いているかです。

 

通信制高校の学習は、どの学校でも「添削指導(レポート)・面接指導(スクーリング)・試験」という方法で行われます。これは高等学校通信教育規程で定められた共通のルールです。

 

そのうえで、学校ごとに力を入れる場所が分かれます。

 

ネットや教材の充実で選ぶ考え方

 

オンラインの学習システムや教材の量、学べる分野の広さを重視する選び方です。自分で調べて進めるのが好きな人、学びたい分野がはっきりしている人に向いています。

 

人と会う場の設計で選ぶ考え方

 

先生や大人、地域の人と実際に顔を合わせる機会を重視する選び方です。画面の前だけでは続きにくい人、社会とのつながりを持ちながら学びたい人に向いています。

 

どちらが正解ということはありません。「自分は、どちらのほうが続けられそうか」で考えるのが、いちばん実際的です。

 

軸② 通う頻度と場所|年に何日、どこへ通うか

次に見るのは、登校の量と行き先です。ここは学校案内の数字で確認できます。

 

確認したいのは、次の3点です。

 

  • いちばん少ないコースで、年に何日通うか
  • 通う場所はどこか(本校か、自宅の近くのキャンパスか)
  • 宿泊をともなうスクーリングがあるか

 

通信制高校のスクーリングは、本校での集中スクーリングを取り入れている学校が多く、宿泊が必要になる場合があります。一方で、自宅から通える会場で実施する仕組みを用意している学校もあります。

 

「通信制だから通わなくていい」と思って入学し、宿泊のスクーリングで戸惑うケースは少なくありません。出願前に、日数と場所を必ず数で確認しておきましょう。

 

軸③ 学費のかたち|何にいくらかかり、支援金はどこまで使えるか

学費は、総額だけを見ても比べられません。通信制高校の学費は、たいてい次の2階建てになっているからです。

 

  1. 通信制課程そのものの学費(入学金・授業料・施設設備費など)
  2. 選んだコースの学費(通学コースなどを選んだ場合に加わる分)

 

そして重要なのが、高等学校等就学支援金がどこまで適用されるかです。支援金は通信制課程の授業料を対象とする制度で、通学コースの費用など、対象外になる部分があります。

 

したがって、学費を比べるときは次の順番で見てください。

 

  • 通信制課程の学費はいくらか
  • コースの学費はいくらか
  • 就学支援金の適用後、実際に支払う額はいくらか
  • 教材費・端末代など、別途かかるものはあるか

 

「安い・高い」ではなく、何にお金を払っているかが見えると、納得して選べます。

 

N高等学校とはどんな学校か

ここからは、具体例として2校を見ていきます。まずはN高等学校です。

 

N高等学校は、学校法人角川ドワンゴ学園が運営する広域通信制高校です。2016年に開校し、その後S高等学校(2021年)、R高等学校(2025年)が加わりました。3校あわせた生徒数は、公式サイトによると36,371名(2026年3月末時点)で、国内でも有数の規模です。

 

学びの中心はオンラインです。独自の学習システム「ZEN Study」を使い、公式サイトによると300以上のコース、24,800以上の教材が用意されています。大学受験、プログラミング、語学などの課外授業や、投資部・起業部・政治部といった「ネットの部活」も特色として紹介されています。

 

コースは、時間割を持たずネットで学ぶ「ネットコース」と、登校日数で分かれる「週5コース」「週3コース」「週1+コース」があります。通学するコースでは、実際のキャンパスに通う形と、自宅からオンラインで参加する形を選べます。

 

スクーリングは、本校で行う「本校スクーリング」と、全国各地の会場で行う「全国拠点スクーリング」の2種類です。

公式サイトの目安では、1年次は全国拠点に7〜8日、2年次は全国拠点に4〜5日と本校に4〜5日、3年次は全国拠点に7〜8日とされています。本校スクーリングの宿泊日数は、N高が4泊5日、S高・R高が3泊4日です。

 

学費は、2027年度の生徒募集要項によると、ネットコース(普通科・25単位履修)の1年次で年間373,000円、就学支援金の適用後は73,000円と示されています。

通学するコースを選ぶ場合は、これに各コースの学費が加わり、募集要項では初年度年間合計として週5コース1,028,000円、週3コース803,000円、週1+コース368,000円と記載されています。募集要項には、これらのコースの学費が就学支援金の対象外である旨も明記されています。

 

※金額・日数・コース名は2026年8月時点で公表されている情報です。最新の内容は、必ずN高等学校の公式サイトおよび募集要項でご確認ください。

 

雨ニモマケズ高等学校とはどんな学校か

雨ニモマケズ高等学校は、2027年4月の開校を予定している広域通信制・単位制の普通科高校です。学校法人幸和学園が運営し、校長には元吉本興業ホールディングス会長の大﨑洋氏が就任しています。

 

本校は広島県呉市。使われなくなった学校をリノベーションして整備を進めています。あわせて、広島・大阪・東京にキャンパスを準備しています。

 

コンセプトは「人生を急がないための学校」。競争や評価から少し離れた余白のなかで、自分のリズムを取りもどしていくことを大切にしています。

 

学びの場は、画面の中だけではありません。職場体験やインターンシップ、社会人が混ざる部活動など、実際の場に出て、人と会いながら学ぶ機会を用意していく予定です。教室が合わなかった人にとっても、少人数で顔の見える関係のなかから始められることをめざしています。

 

なお、開校前のため、コース区分・登校日数・学費などの詳細は準備を進めている段階です。確定した内容は、公式サイトや説明会、個別相談でお伝えしています。

 

比べるときは、この項目をそろえて見る

学校を見くらべるときは、同じ項目を並べて確認すると迷いにくくなります。次の表を、資料請求や説明会のメモに使ってください。

 

確認する項目 見かたのポイント
課程・卒業資格 広域通信制か。卒業資格はどの学校でも同じ「高等学校卒業」
学びの中心 オンライン教材が中心か、人と会う場が中心か
コースの種類 登校日数でどう分かれているか。途中で変更できるか
スクーリングの日数 いちばん少ないコースで年に何日か
スクーリングの場所 本校か、自宅から通える会場か。宿泊はあるか
通信制課程の学費 入学金・授業料・施設設備費の内訳
コースの学費 通学コース等を選んだときに加わる額
就学支援金 どこまでが対象で、どこからが対象外か
別途かかる費用 端末代、教材費、行事費など
相談体制 担任や相談員はいるか。困ったときの連絡手段は何か
進路支援 進学・就職のサポートはどう行われるか

 

この表を、どちらの学校が優れているかを決めるために使わないでください。 使いかたは「自分が大事にしたい項目を3つ選び、その3つで見くらべる」です。全項目で満点の学校はありませんし、必要もありません。

 

タイプ別に考える、選び方のヒント

3つの軸を、もう少し具体的な言葉にしてみます。

 

学びたい分野がはっきりしている人

 

オンライン教材の量や、課外授業の種類を重視するとよいでしょう。自分で進める力があるなら、選択肢の広い学校の恩恵を受けやすくなります。

 

画面の前だけでは続きにくい人

 

顔を合わせる機会が定期的にあるか、少人数で話せる場があるかを見てください。「行けば誰かがいる」場所があることは、続けるうえで大きな支えになります。

 

家から遠出するのが負担な人

 

スクーリングの場所と宿泊の有無を最優先で確認しましょう。自宅の近くで受けられる仕組みがあるかどうかで、3年間の負担が変わります。

 

費用をおさえたい人

 

通信制課程だけを選ぶのか、通学コースを足すのかで総額は大きく変わります。就学支援金の適用範囲まで含めて、実際に支払う額で比べてください。

 

まだ何がしたいかわからない人

 

これは、まったく問題ありません。むしろ、決めきらないまま入れる余白があるかを見てください。途中でコースを変えられるか、体験の機会があるかが手がかりになります。

 

説明会や個別相談で聞いておきたい5つの質問

パンフレットではわからないことは、直接きくのがいちばん早い方法です。次の5つは、どの学校でも聞いておく価値があります。

 

  1. いちばん少ないコースで、年に何日通いますか
  2. スクーリングに行けなかったとき、代わりの方法はありますか
  3. レポートの提出が遅れたとき、どう対応してもらえますか
  4. 就学支援金の適用後、実際に支払う額はいくらになりますか
  5. 困ったとき、誰にどうやって連絡すればいいですか

 

答えの内容そのものより、答えかたの丁寧さを見てください。入学後に相談する相手は、その人たちです。

 

よくある質問(FAQ)

ここからは、通信制高校の比較について、よくある質問にお答えします。

 

N高と雨ニモマケズ高等学校では、卒業資格に違いがありますか?

違いはありません。どちらも広域通信制高校で、卒業すれば同じ「高等学校卒業」の資格を得られます。大学・短大・専門学校の受験資格も同じです。

 

通信制高校を選ぶとき、何から比べればいいですか?

まず「学びの進め方」「通う頻度と場所」「学費のかたち」の3つの軸で並べてください。そのうえで、自分が大事にしたい項目を3つに絞って見くらべると決めやすくなります。

 

学校の規模が大きいほうが安心ですか?

規模と自分に合うかどうかは別の話です。選択肢の広さを重視するなら大きな学校が向きますし、顔の見える関係を重視するなら少人数の環境が向きます。何を大事にしたいかで変わります。

 

学費はどう比べればいいですか?

「通信制課程の学費」と「コースの学費」を分けて確認し、そのうえで就学支援金の適用後に実際に支払う額で比べてください。端末代や教材費が別途かかる場合もあります。

 

就学支援金は、通学コースの費用にも使えますか?

学校によって扱いが異なります。通学コースの費用が対象外と明記されている学校もあるため、募集要項で適用範囲を必ず確認してください。

 

入学したあとにコースを変えられますか?

変更を認めている学校が多くありますが、時期や条件は学校ごとに違います。「いつから、どういう手続きで変えられるか」を出願前に確認しておくと安心です。

 

雨ニモマケズ高等学校の学費はいくらですか?

開校準備中のため、確定しだいお知らせします。最新の状況は、説明会や個別相談でお伝えしています。

 

まだ迷っている段階でも相談できますか?

できます。「どの学校がいいか決まっていない」「そもそも通信制が合うかわからない」という段階でのご相談も歓迎しています。

 

まずは、話をきかせてください

学校を選ぶことは、比べて勝ち負けを決めることではありません。自分が3年間を過ごす場所を、自分で選ぶことです。

 

雨ニモマケズ高等学校には、LINEで気軽に質問できる「LINEなんでも相談室」があります。ほかの学校と迷っていること、まだ言葉になっていない不安。どんな内容でも、そのままおたずねください。

 

まっています。

← コラム一覧に戻る