コラム
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2026.07.07
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通わなくても卒業できる高校はある|通信制高校のしくみと卒業要件を解説

「毎日学校に通うのがつらい」
「できるだけ通わずに高校を卒業したい」
先に結論からお伝えします。通わなくても卒業できる高校はあります。それが通信制高校です。
通信制高校は、自宅での学習を中心にしながら、年に数回のスクーリング(対面授業)を組み合わせて単位を積み重ねていく高校です。毎日登校する必要はありません。それでいて、卒業すれば全日制と同じ高校卒業の資格が取得できます。
ただしまったく一度も通わずに卒業できるわけではありません。なぜ通わなくても卒業できるのか、その根拠と、登校が少なくても卒業するためのポイントまでをわかりやすく解説します。
結論:通わなくても卒業できる高校は通信制高校
通信制高校では、学習の中心がレポート(添削指導)です。教科書や学習教材を使って自宅で学習を進め、課題を提出して添削を受けます。この自宅学習が単位修得の柱になるため、毎日通学しなくても学習を進められます。
全日制高校が決まった時間に毎日通って授業を受ける高校だとすると、通信制高校は自分のペースで学習を進め、必要なときだけ登校する高校です。体調や生活リズム、やりたいことに合わせて、通う回数を自分で選べるのがいちばんの特徴です。
通わなくても卒業できる3つの根拠

なぜ毎日通わなくても卒業できるのか。根拠は、通信制高校の学び方のしくみそのものにあります。
根拠① 学習の中心が自宅でのレポートだから
通信制高校の単位は、おもにレポート学習で積み重ねます。学校から出された課題に取り組み、提出して添削指導を受ける。このやりとりを繰り返すことで、教科の学習が進みます。教室に毎日座っていなくても、自宅で計画的に学習を進められます。
根拠② スクーリングは年に数回の集中型も選べるから
対面授業(スクーリング)は必要ですが、その回数や形は学校によってさまざまです。週に数回通うタイプもあれば、年に1〜2回まとめて受ける「集中スクーリング型」もあります。集中型を選べば、登校する日数を大きく減らせます。
根拠③ オンライン授業でスクーリングを減らせるから
文部科学省のガイドライン(令和5年改訂)では、オンライン授業や動画視聴を活用することで、スクーリング時間の一部を免除できるしくみが整えられています。ICTを活用した学校なら、対面で通う時間をさらに抑えられます。
この3つのしくみがあるからこそ、通信制高校は「通わなくても卒業できる」のです。
通信制高校の卒業要件:満たすべき3つのこと

通わなくても卒業できるとはいえ、卒業のために満たす条件はきちんと決まっています。通信制高校の卒業要件は、次の3つです。
① 在籍期間:36か月(3年)以上
高校に在籍した期間が3年以上あること。たとえ早く単位を修得しても、卒業には3年間の在籍が必要です。前の高校に通っていた期間を引き継げる場合もあります(転入・編入)。
② 修得単位数:74単位以上
卒業に必要な単位を74単位以上修得すること。1年あたり25単位前後を履修するのが一般的です。
③ 特別活動:30単位時間以上
ホームルームや学校行事などの特別活動に、30単位時間以上参加すること。スクーリングとあわせて行われることが多く、ここでクラスメイトや先生とつながる機会にもなります。
この3つをすべて満たせば、登校の回数が少なくても卒業できます。逆に言えば、通う日数ではなくこの要件を満たすことが卒業の条件なのです。
一度も通わないことは可能?スクーリングが必要な理由

「それなら、まったく通わずに卒業できるの?」と思うかもしれません。ここは正直にお伝えします。
現在の制度では、スクーリング(面接指導)を完全にゼロにすることは認められていません。レポートだけでなく、対面またはそれに準じた指導を一定時間受けることが、単位修得の条件になっているためです。
これは、生徒が一人で学習をかかえこまないための大切なしくみでもあります。わからないところを先生に直接きける時間があること。同じように学ぶ仲間と顔を合わせる機会があること。それが、卒業まで学習を続ける支えになります。
つまり通わなくても卒業できる=登校の負担をうんと軽くできるという意味です。年に数回の登校であれば、毎日の通学がつらい人でも、無理なく続けやすくなります。
登校が少なくても卒業するための3つのポイント

通う回数が少ないぶん、卒業まで学習を続けるには工夫も必要です。後悔しないために、次の3つを意識してみてください。
① レポートの計画を立てる
自宅学習が中心になるからこそ、いつ・どれくらい進めるかの計画が大切です。提出の締め切りから逆算して、少しずつ取り組む習慣をつくりましょう。
② サポート体制のある学校を選ぶ
つまずいたときに質問できる先生がいるか、学習の進み具合を一緒に確認してくれる担任がいるか。サポートが手厚い学校ほど、自宅中心でも卒業まで走り切りやすくなります。
③ スクーリングの形を確認する
集中スクーリング型か、週数回の通学型か。オンラインでどこまで対応できるか。自分の生活に合った形の学校を選ぶことが、通学の負担を減らすいちばんの近道です。
雨ニモマケズ高等学校の学び方
2027年4月に開校予定の雨ニモマケズ高等学校(広域通信制・単位制普通科 ※設置認可申請中)も、毎日通わなくても自分のペースで卒業を目指せる通信制高校です。
卒業の考え方は、通信制高校の基本どおり「在籍36か月以上・74単位以上・特別活動30時間以上」を満たすことです。スクーリングは集中型を取り入れる予定で、遠方の人でも参加しやすいように設計を進めています。広島・大阪・東京の3つのキャンパスを拠点に、全国47都道府県および海外(タイ)からの入学を受け付ける予定です。
校長は、元吉本興業ホールディングス会長の大﨑洋。コンセプトは「人生、急がないための学校」です。毎日通わなくていいというしくみを使いながら、各界の第一線で生きてきた特別教授たちの授業や、全国の体験学習エリアでのプロジェクト学習など、ほかの学校にはない学びを用意しています。
通うことが目的ではなく、自分の学びを進めることが目的。だからこそ、登校の回数にしばられず、一人ひとりのペースを大切にします。
よくある質問(FAQ)
ここからは通わなくても卒業できる高校についてよくある質問にお答えします。
本当に毎日通わなくても卒業できますか?
できます。通信制高校は自宅でのレポート学習が中心で、対面授業(スクーリング)は年に数回の集中型を選べる学校もあります。在籍3年・74単位・特別活動30時間という要件を満たせば、登校の回数が少なくても卒業できます。
一度もスクーリングに行かずに卒業できますか?
現在の制度では、スクーリングを完全にゼロにすることはできません。一定時間の面接指導が単位修得の条件になっているためです。ただし、オンライン授業の活用などで対面の時間を減らせる学校もあります。
自宅学習だけで、ちゃんと続けられるか不安です。
レポートの計画づくりや、質問できる先生・担任のサポートがあれば、自宅中心でも続けやすくなります。学校を選ぶときは、サポート体制の手厚さを確認してみてください。
通信制高校を卒業しても、全日制と同じ資格ですか?
同じです。卒業すれば、全日制・定時制と同じ「高等学校卒業」の資格が取得できます。大学・専門学校への進学や就職の応募資格も変わりません。
通う日数が少ないと、友達はできにくいですか?
スクーリングや特別活動、行事、プロジェクト活動などでつながる機会があります。毎日会うわけではないぶん、人との距離感を自分で選べるのも通信制の特徴です。
通わない学び方が気になるなら、まず話をきいてみてください
「自分はどれくらい通うことになるのか」「自宅学習で卒業できそうか」
気になることは、個別相談で直接おたずねください。
雨ニモマケズ高等学校には、LINEで気軽に質問できるLINEなんでも相談室があります。通う回数のことも、卒業までのながれも、そのままご相談ください。あなたのペースに合わせて、ていねいにお話しします。