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2026.07.07
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通信制・定時制だと就職に不利?高校卒業後の進路の実態を解説

「通信制や定時制を卒業したら、良い会社に入れないんじゃないか」
「就職に有利なのは、定時制?それとも通信制?」
先に結論からお伝えします。
通信制でも定時制でも、それだけで就職に不利になることはありません。
なぜなら、どちらを卒業しても全日制とまったく同じ高校卒業の資格だからです。
応募できる求人も、受けられる試験も、全日制の卒業生と変わりません。
そして就職の場面で本当に見られるのは、どの課程を出たかよりも何を学び、何ができるかです。
この記事では、就職に不利と言われる理由の実際、卒業後の進路データ、そして通信制・定時制で進路を切り開くためのポイントまでをわかりやすく解説します。
通信制・定時制でも、就職で不利にはならない

まず押さえておきたいのは、卒業資格に差はないという事実です。
全日制・定時制・通信制は、どれも学校教育法に定められた正式な高校の課程です。卒業すれば、3つとも同じ高等学校卒業の資格になります。卒業証書に通信制、定時制と書かれることもありません。
そのため、高卒として応募できる求人は同じです。公務員試験や民間企業の採用試験で、課程によって受験資格が変わることもありません。通信制だから、定時制だからという理由だけで、入り口がせまくなることはないのです。
就職に不利と言われる3つの誤解と、その実際

それでも「不利では?」というイメージが残るのは、いくつかの誤解があるためです。ひとつずつ見ていきましょう。
誤解① 「卒業資格が違うのでは?」→ 同じです
前述のとおり、全日制・定時制・通信制の卒業資格はすべて同じ「高等学校卒業」です。採用の応募資格に差はありません。
誤解② 「企業からの印象が悪いのでは?」→ 見られるのは中身です
かつては課程による先入観もありました。しかし通信制で学ぶ生徒数は年々増え、いまや在籍者は全国で30万人を超える規模になっています。通信制や定時制を選ぶ理由が多様であることは、社会にも少しずつ理解が広がっています。
採用の現場で重視されるのは、課程の名前ではなく、面接で伝わる人柄や、これまでに取り組んできた経験です。
誤解③ 「サポートが少なくて就職できないのでは?」→ 学校選びで変わります
進路サポートの手厚さは、課程ではなく学校によって差があります。求人の紹介、面接の練習、進路相談などの体制が整った学校を選べば、就職活動も心強く進められます。
高校卒業後の進路は広がっている

イメージではなく、データで見てみましょう。
文部科学省の学校基本調査をもとにした分析によると、2023年度の通信制高校卒業生の大学進学率は26.5%となり、これまで進学先のトップだった専門学校進学率(24.4%)を初めて上回りました。これは通信制の制度が始まって以来、もっとも高い水準です。
さらに、大学・専門学校などへの進学率を合計すると51.7%となり、卒業後の進路の半数を超えました。通信制を卒業した人の多くが、進学や就職など、それぞれの次のステップへ進んでいることがわかります。
つまり通信制だと進路がせまいというのは、いまの実態とは異なります。進学も就職も、本人の選択しだいで道は広がっているのです。
就職に有利なのは定時制?通信制?

では、定時制と通信制では、就職のうえで何か違いがあるのでしょうか。結論は、どちらが有利というより、学び方の違いをどう活かすかです。
定時制の特徴を活かす
定時制は、決まった時間に通って対面で学ぶスタイルです。働きながら学ぶ人も多く、仕事と学業を両立した経験そのものが、就職の場面で継続する力、時間を管理する力として伝わることがあります。
通信制の特徴を活かす
通信制は、自分で学習を計画し、進めていくスタイルです。空いた時間を使って、資格の取得や、スポーツ・芸術・プログラミングなど好きな分野を深めた経験は、自分で考えて動ける力として強みになります。
どちらの課程でも、大切なのは高校生活で何に取り組み、何を得たかを自分の言葉で語れることです。そこに、有利・不利の差はありません。
これからは学歴より何を学んだかが活きる
社会の変化も、追い風になっています。
AIや技術の進歩で、仕事のかたちは大きく変わりつつあります。決まった正解を覚えているだけでなく、自分で課題を見つけ、考え、動ける人が求められるようになってきました。
そうした時代に活きるのは、どの高校を出たかという肩書きよりも、何に興味を持ち、何を経験し、何ができるようになったかです。通信制や定時制で、自分のペースで好きなことを深めた経験は、これからの社会でこそ強みになります。
学歴という一つの物さしだけで、将来が決まるわけではありません。
通信制・定時制で進路を切り開く3つのポイント

課程にかかわらず、進路を前向きに進めるために意識したいことを3つ紹介します。
① 高校生活で打ち込めるものを見つける
勉強でも、活動でも、好きなことでもかまいません。何かに取り組んだ経験は、就職や進学の面接で自分を語る材料になります。
② 進路サポートのある学校を選ぶ
求人紹介、面接対策、進路相談などの体制が整っているか。卒業後の進路実績はどうか。学校選びの段階で確認しておくと安心です。
③ 早めに将来を考え、相談する
進路に正解はありません。だからこそ、早めに「どんな働き方・生き方がしたいか」を考え、先生や家族に相談しながら選択肢を広げていきましょう。
雨ニモマケズ高等学校の考え方
2027年4月に開校予定の雨ニモマケズ高等学校(広域通信制・単位制普通科 ※設置認可申請中)が大切にしているのは、学歴ではなく何を学んだかが社会に評価される学びです。
校長は、元吉本興業ホールディングス会長の大﨑洋。コンセプトは「人生、急がないための学校」です。各界の第一線で生きてきた特別教授たちの授業や、全国の体験学習エリアでのプロジェクト学習を通じて、教科書だけでは得られない経験を積み重ねられます。
通信制という学び方を使いながら、自分の好きややりたいを入口に、その先の社会へつながる力を育てる。それが、雨ニモマケズ高等学校の考える進路です。卒業後の進路を、課程の名前ではなく、一人ひとりの経験で語れるように。そんな高校を目指しています。
よくある質問(FAQ)
ここからは、通信制・定時制と就職についてよくある質問にお答えします。
- 通信制・定時制を卒業すると、就職で不利になりますか?
- なりません。卒業資格は全日制とまったく同じ「高等学校卒業」です。応募できる求人や受験できる試験に差はありません。採用で見られるのは、課程の名前ではなく、人柄やこれまでの経験です。
- 履歴書に「通信制」「定時制」と書く必要はありますか?
- 学校名と卒業の事実を記載します。課程によって資格が変わるわけではないため、引け目に感じる必要はありません。むしろ、その環境で何に取り組んだかを前向きに伝えることが大切です。
- 就職に有利なのは、定時制と通信制のどちらですか?
- どちらが有利という差はありません。定時制なら両立してやり抜いた経験、通信制なら自分で計画して取り組んだ経験というように、それぞれの学び方で得たものを活かすことが大切です。
- 通信制から大学に進学する人もいますか?
- います。2023年度の通信制高校卒業生の大学進学率は26.5%で、過去最高の水準でした。大学・専門学校などへの進学率を合わせると半数を超えています。進学も就職も、本人の選択しだいで道は広がっています。
- 就職に強い学校を選ぶには、何を見ればいいですか?
- 進路サポートの体制(求人紹介・面接対策・進路相談)と、卒業後の進路実績を確認しましょう。課程よりも、その学校がどれだけ進路を支えてくれるかが大切です。
進路の不安は、まず話をきかせてください
「卒業後の進路はどうなるのか」
「自分のやりたいことを活かせるか」
気になることは、個別相談で直接おたずねください。
雨ニモマケズ高等学校には、LINEで気軽に質問できるLINEなんでも相談室があります。進路や就職の不安も、そのままご相談ください。あなたのペースに合わせて、ていねいにお話しします。