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中学3年生の進路スケジュール|9月から3月までにやることを月別に解説

「そろそろ進路を決めないといけないけれど、何をいつやればいいのかわからない」
「まわりは塾で受験の話をしている。うちはまだ何も決まっていない」

先に結論からお伝えします。中学3年生の進路は、9月から3月までのおよそ半年で決まっていきます。
そして、この半年には決まった順番があります。

情報を集める。希望を言葉にする。出願する学校を決める。願書を出す。試験を受ける。入学の準備をする。この6つが、だいたい月ごとに並んでいます。

順番がわかれば、いま何をすればいいかがわかります。この記事では、9月から3月までにやることを月別にお伝えします。あわせて、通信制高校を選択肢に入れる場合の時期の考え方も整理します。全日制とは、少し進み方が違うからです。

結論:進路が決まるまでの半年を、月別に見る

まず全体像です。地域や学校によって時期は前後しますが、おおよその流れは次のようになります。

時期 やること
9月〜10月 学校説明会・オープンスクールに行く/選択肢を広げる
10月〜12月 三者面談で希望を伝える/進路希望調査を出す
11月〜1月 出願する学校を決める(併願の組み立て)
12月〜1月 願書・志望動機の準備/調査書を依頼する
1月〜3月 入試と合格発表
2月〜3月 入学の手続きと準備

大切なのは、いちばん時間をかけたいのがいちばん最初だということです。9月から10月にかけて、どれだけ選択肢を並べられたか。それが最後まで効いてきます。

順番に見ていきましょう。

【9月〜10月】選択肢を広げる時期

この時期にやることは、情報を集めることです。

学校説明会・オープンスクールに行く

秋は説明会がいちばん多い時期です。この時期を逃すと、次は冬まで開催がない学校もあります。気になる学校は、まずこの2か月で見に行ってください。

パンフレットとウェブサイトだけでは、雰囲気はわかりません。通う時間、建物の空気、話してくれる人の様子。実際に行くと、想像していたのと違う、ということがよく起こります。

オンラインで参加できる説明会も増えています。体調や気持ちの面で行きにくい場合は、まずオンラインから始めてみてください。

選択肢は、広めに並べておく

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。

9月の段階では、選択肢を絞らないでください。
全日制、定時制、通信制。公立、私立。どれも同じテーブルに並べて、それぞれ1校ずつでも話をきいておくと、あとで選び直せます。

秋に選択肢を1つに絞ってしまうと、12月や1月に「やっぱり違うかもしれない」と思ったとき、動く時間が残っていません。逆に、この時期に幅広く見ておけば、気持ちが変わっても対応できます。

2学期の成績も、この時期に決まっていきます

公立高校を受ける場合、中学3年生の2学期の成績が内申点に大きく関わります。定期テストや提出物は、この時期がいちばん響くところです。

なお、通信制高校の多くは、内申点や出席日数が合否の中心になりません。
選考は書類と面接が中心です。ここは全日制と大きく違う点なので、頭の片すみに置いておいてください。

【10月〜12月】三者面談で希望を伝える時期

秋から冬にかけて、中学校で三者面談が行われます。多くの学校で2回、11月ごろと12月ごろです。

この面談で、進路の希望を先生と保護者に伝えます。ここがこの半年の山場です。

通信制を希望する場合は、準備してから話す

「通信制高校に行きたい」と伝えたとき、すぐに理解してもらえないことがあります。先生も保護者も、通信制のしくみを詳しく知らない場合があるからです。

だからこそ、話す前に整理しておくと伝わりやすくなります。
なぜその学び方がいいのか。卒業後にどうしたいのか。学費はどうなるのか。この3つに自分なりの答えがあると、話が前に進みやすくなります。

伝え方や、反対されたときの考え方については、別の記事で詳しくお伝えしています。

進路希望調査を出す

三者面談の前後で、進路希望調査の用紙が配られます。この時点では確定ではありません。あとから変えられます。

ただし、ここに書いた学校について先生が情報を集めてくれることが多いため、気になっている学校は書いておいたほうが得です。 迷っているなら、迷っていると書いて大丈夫です。

【11月〜1月】出願する学校を決める時期

年末から年明けにかけて、受ける学校を確定させます。

併願の組み立てを考える

多くの人が、複数の学校を組み合わせて受けます。公立と私立、全日制と通信制。どう組むかで、入試当日の気持ちの余裕が変わります。

併願の考え方と注意点については、別の記事で詳しくお伝えしています。

学費の見通しを立てておく

出願を決める前に、学費の確認をしてください。入学金、授業料、施設費、教材費。支援金を差し引いたあとに実際にいくら払うのかを、学校ごとに出してもらいます。

ここを後回しにすると、合格したあとに「払えない」という事態が起こりえます。年内に確認しておくのが安全です。

【12月〜2月】出願と入試の時期

願書と書類の準備

出願には、入学願書、調査書、受験料の払込証明などが必要です。調査書は中学校に依頼して発行してもらうため、日数がかかります。
締切の1か月前には先生に伝えておきましょう。

志望動機や作文を求められる学校もあります。書き方については、別の記事で例文つきでお伝えしています。

入試の時期

おおよその目安は次のとおりです。都道府県と学校によって日程は大きく違うため、必ず自分の受ける学校の日程を確認してください。

  • 私立の推薦入試:1月中旬から下旬ごろ
  • 私立の一般入試:2月上旬から中旬ごろ
  • 公立の入試:2月中旬から3月上旬ごろ
  • 公立の合格発表:3月上旬から中旬ごろ

通信制高校の場合、私立は出願を受け付ける期間が長く、学校によっては3月まで受け付けています。公立の通信制は、全日制とほぼ同じ日程で進みます。

【2月〜3月】合格後、入学の準備をする時期

合格したら終わり、ではありません。ここから入学までにやることがあります。

入学手続きの書類、入学金や初年度納入金の支払い、教材や機器の準備、オリエンテーションへの参加。支払いの締切が合格発表の数日後、ということも珍しくありません。
事前に確認しておきましょう。

入学までにそろえるものについては、別の記事でチェックリストにしています。

通信制高校は、時期の考え方が少し違います

ここまで全体の流れをお伝えしてきましたが、通信制高校を選択肢に入れる場合、知っておきたい違いが2つあります。

① 出願を受け付ける期間が長い

私立の通信制高校は、秋から出願を受け付け、学校によっては3月まで募集を続けます。全日制の結果が出てから動いても間に合う場合があります。

これは大きな安心材料です。ただし、ここで一つお伝えしておきたいことがあります。

「間に合う」ことと、「よく選べる」ことは違います。

3月に急いで決めた学校と、秋から見学して選んだ学校では、入学後の納得感がまったく違います。通信制は学校ごとの中身の差が非常に大きいため、時間をかけて比べられるかどうかが、そのまま学校生活の質につながります。

だから、通信制が第一希望でも、そうでなくても、秋のうちに一度は話をきいておくことをおすすめします。

② 公立と私立で、日程がまったく違う

公立の通信制高校は、全日制と同じように出願期間と入試日が決まっています。1月から2月に出願と選考、3月に二次募集、という流れが一般的です。

一方、私立の通信制高校は学校ごとに日程を設定しています。「通信制はいつでも入れる」と一括りにしないでください。
公立を考えているなら、全日制と同じスケジュールで動く必要があります。

保護者の方へ

この半年、お子さんの様子が不安定に見えることがあるかもしれません。

進路を決めるのは、15歳にとって初めての大きな選択です。しかも、まわりと比べられる形で進んでいきます。決められない、話したがらない、急に方針が変わる。どれも、めずらしいことではありません。

お願いしたいことが2つあります。

1つめは、選択肢を先に閉じないことです。
「通信制は考えなくていい」と早い段階で言われると、子どもは相談すること自体をやめてしまいます。まずは一緒に見に行く。判断はそのあとで大丈夫です。

2つめは、学費の話を先にしておくことです。
出せる金額の範囲を先に伝えておくと、子どもは現実的に選べます。合格したあとで「その学校は無理」と伝えるほうが、ずっとつらい思いをさせます。

いま、やっておきたい3つのこと

この記事を読んでいるのが秋なら、次の3つから始めてみてください。

① 気になる学校の説明会を、3つ予約する

全日制、通信制、どちらでもかまいません。3つというのが大事です。1つだと比べられず、5つだと回りきれません。

② 家で、学費の話を一度する

いくらまで出せるのか。支援金の対象になるのか。数字を1回でも共有しておくと、そのあとの会話がぜんぶ楽になります。

③ 「行きたい理由」を、ひとことで書いてみる

長い文章でなくて大丈夫です。「自分のペースで学びたいから」でも「やりたいことに時間を使いたいから」でもかまいません。三者面談でも、志望動機でも、面接でも、結局これが土台になります。

雨ニモマケズ高等学校について

雨ニモマケズ高等学校は、2027年4月の開校を予定している広域通信制・単位制の普通科高校です。運営は学校法人 幸和学園、校長は元吉本興業ホールディングス会長の大﨑洋です。

コンセプトは「人生、急がないための学校」。競争や評価に追われる毎日から少し離れて、自分のなかの声を取り戻す。その「余白」を大切にする学校を目指しています。

いまの中学3年生が、最初の入学生になります

2027年4月の開校のため、いま中学3年生の方が、この学校に最初に入学する学年になります。

先輩がいないというのは、たしかに不安な要素です。そのかわり、学校の形がまだ決まりきっていない時期に入ることになります。何をやりたいか、どんな場にしたいか。その声が届きやすい環境です。

3つの主要キャンパスと、年2回程度のスクーリング

主要キャンパスは、広島・大阪・東京の3拠点です。いずれも街の中心にあり、市民・企業・行政と関わりやすい立地を選んでいます。スクーリングは、この主要キャンパスで年に2回程度を予定しています。

知識はオンラインで効率よく学び、生まれた時間を体験や探究にあてる。毎日どこかへ通う必要がないぶん、残りの時間を自分のために使える設計です。

※募集要項(出願の時期・条件・選考の方法)、学費の詳細は現在準備中です。確定した内容は、説明会や公式サイトで順次ご案内していきます。

なお、開校前のため、まだ在校生はいません。いまは準備を進めている段階です。開校時期や各準備の詳細は状況により変わる可能性があるため、最新の情報は公式の発表をご確認ください。

よくある質問(FAQ)

ここからは、中学3年生の進路スケジュールについて、よくある質問にお答えします。

Q. 進路はいつまでに決めればいいですか?

A. 出願する学校を確定させるのは、11月から1月ごろが一般的です。ただし、その前の9月から10月にかけて情報を集める時間が必要なため、実質的には秋から動きはじめることになります。

Q. 9月の時点でまだ何も決まっていません。遅いですか?

A. 遅くありません。秋から動きはじめる人は多くいます。まずは気になる学校の説明会に行くところから始めてください。ここから3か月あれば、比べて決めるだけの時間はあります。

Q. 通信制高校はいつまで出願できますか?

A. 学校によって違います。私立の通信制高校は募集の期間が長く、3月まで受け付けている学校もあります。一方、公立の通信制高校は全日制とほぼ同じ日程です。志望する学校の募集要項で確認してください。

Q. 三者面談で通信制を希望すると言ったら、反対されそうです。

A. 話す前に「なぜその学び方がいいのか」「卒業後にどうしたいのか」「学費はどうなるのか」を整理しておくと伝わりやすくなります。伝え方については別の記事で詳しくお伝えしています。

Q. 全日制と通信制を併願できますか?

A. できる場合が多くあります。ただし手続きや締切の兼ね合いがあるため、組み合わせ方には注意が必要です。併願の考え方については別の記事でお伝えしています。

Q. 内申点が低くても、通信制高校に入学できますか?

A. 多くの通信制高校では、内申点や出席日数が合否の中心になりません。選考は書類と面接が中心で、学校によっては作文や基礎的な学力の確認が行われます。

Q. 雨ニモマケズ高等学校の出願はいつからですか?

A. 募集要項は現在準備中です。確定しだい、説明会や公式サイトでご案内します。いまの中学3年生が最初の入学生になる学年のため、気になる点は個別相談でおたずねください。

まとめ:順番がわかれば、いま何をすべきかがわかります

中学3年生の進路は、9月から3月までの半年で決まっていきます。情報を集める、希望を伝える、学校を決める、出願する、試験を受ける、入学の準備をする。この順番です。

そして、いちばん時間をかけたいのは、いちばん最初の「情報を集める」段階です。秋にどれだけ選択肢を並べられたかが、最後まで効いてきます。

まだ決まっていなくても、遅くはありません。まずは気になる学校を3つ選んで、話をききに行くところから始めてみてください。

雨ニモマケズ高等学校は、2027年4月の開校に向けて準備を進めています。いまの中学3年生が、最初の入学生になる学年です。どんな学校なのか、自分に合いそうか。説明会や個別相談で、きかせてください。

まっています。

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